第7章 ♓キミをちょうだい(月島蛍)生誕記念 完結
『あー!どうしよう!
せっかく買った
お強請りセット
全然使ってない!
おパンツとか全部玄関に
置きっぱなし…』
情事後、重なったままの
身体をガバッと起こして
頭を抱える
そういえば
アレがきっかけでここまで
来たのに
スッカリ忘れてた
『ごめん…今更着て来ても
なんか興醒め…?
着て来ていい?』
ショボンと俯く姫凪が
ユックリベットから離れようとする
「だめ…。
着なくて良いよ…」
姫凪の腕を掴んで
ベットに引き戻すと
『え!?やっぱり冷めた?
可愛いんだけど…頑張って…
選んだんだけど…』
ショックを顕にして
僕を見つめる