第61章 クロ猫と傘と恋(黒尾鉄朗)企画転載 完結
口の中の悲鳴は次第に甘くなり
熱い息と共に俺の口内を犯し始める
「…エッロ…もう次が欲しいンですかァ?
姫凪…俺が欲しい?」
肉壁を引っ掻いてヒクつくナカで
指を暴れさせる
言葉にならない声が部屋に響いて
更に俺を滾らせていく
「…チャント言って?
欲しいです、かァ?」
お強請りさせてる余裕なんて
とっくの昔に奪われてるのに
その上を
もっともっと俺の理性ごと
『ほし、い…鉄朗…お願い…
もっと…気持ち良くシテ…』
アンタに掻っ攫われたくて堪らない
「力抜いとけよ?優しく出来る程
オトナじゃねぇから」
歯で噛み切り、取り出した膜に
ビクンと身体を退く姫凪を
捕まえて一気に熱い肉棒で穿き
突き上げる
破瓜の感覚を共有すると同時に
姫凪のナカがギチッと自身を締め付ける
「こら、そんな締めたら動けねぇから」
動いても動かなくても
持って行かれそうになる程
キツく絡み付く肉壁に
「力、ぬ…け…って」
俺の息も姫凪と揃えるかの様に
弾んで艶かしくなって行く
『無、理…鉄朗…苦し…ぃ』
甘い声締まるナカ
プツリプツリと
切られていく理性とは裏腹に
愛撫の手付きは柔らかく
姫凪を解していく