第7章 ♓キミをちょうだい(月島蛍)生誕記念 完結
『明光くん!!マコト!!
蛍が!!
どうしよう!
今すぐ帰りたい!!』
夜のホテル
マコトの部屋に
私の声が響く
「はぁ?さっきの電話
蛍くんなの?」
「ははーん、クロの奴
さっきのアレ送ったんじゃね?」
明光くんの言う
”さっきのアレ”
それは…数時間前
マコトのコンサートを見終わって
明光くんとマコトの三人でご飯を食べて
私達は蛍のお土産を探しに
繁華街へ出た
「何買うんだ?」
「蛍くんって物欲あるの?
性欲だけじゃね?」
『性欲だけじゃないもん!
でもなんかモヤモヤしてるみたいだから
いっぱい喜ぶ物が
良いんだよね〜
ほら!誕生日も近いから
それも兼ねて奮発したい!』