第59章 ♡全てはキミの為だけに(花巻貴大)生誕記念 完結
なんだよ、バカ
何がどう恥ずかしい?
俺の為に必死とか
「明日からも見に来いよ
超自慢する
カッケーだろ!俺の彼女!…的な?」
最高に愛されてんじゃよ
嬉しいよ
照れとかどうでも良くなるくらい
姫凪の気持ちが
幸せだ
『ちょ、目立つのは嫌だって!
ただでさえ一人で平均年齢
底上げてんだから!』
「しーらね…
良いじゃん?目立っても
誰に何言われても
俺が姫凪を自慢したい…」
『痛い…よ?
貴大??』
「これでも加減してる…
あ~、クソ…
抱き潰してイイデスカ!?
好きが止まんねぇ!」
細い身体にしがみついて
壊さない様に
でも思いっきり強く抱き締める
『抱き潰されたいよ
貴大の為だけに
そっちの体力は全部
取ってるんだから!
…愛してるよ…
どんな人にも負けないよ』
「今日、俺のセリフ
取りすぎじゃね?
…幸せにさせすぎ…
ありがと…俺も…
愛してるよ」
甘い言葉をかわした唇を重ね
少しひんやりした肌を
暖めるように擦り合い
"イタダキマス"とか
おバカなセリフも揃えて笑って
深い深い快楽へのドアを
二人で開いて飛び込んだ