第59章 ♡全てはキミの為だけに(花巻貴大)生誕記念 完結
反応してる場合じゃねぇし!
チャントケジメつけるんだろ
『貴大…?』
そう、この声の主の為にも
「…!!姫凪!?」
マジかよ。
『誰?』
「あ、えっと…』
「あのもしかして
貴大の彼女?
ちょうど良かった
アナタも一緒にお話を…」
松川に朝言われた言葉が
頭を過る
「ユウナ、ちょっと待て
なに話したいか知らねぇけど
俺は…」
「二人に関係ある事!
てゆっかケジメなの!
チャント聞いて…
貴大も姫凪?さんも
実は私…」
本気なの!とか?
待ってたの!とか?
そんな言葉が続きそうな
ユウナを制そうとした
その時
『は…話す事なんかないっ!
貴大は…私のだから!
彼女は私だから!
帰って!ライバルお断り!』
姫凪の声が体育館に響いた
珍しく声を荒げた姫凪に
グワッとわし掴まれる俺の心臓