第58章 ♑瞳に酔う(赤葦京治)生誕記念 完結
『ちょ、イヤ…
それに、これ…』
「良いから良いから!
そんなナリして
高校でも結構派手にしてたんでしょ?
可愛いし男は放っとかないんじゃない?
もちろん、俺も…
初めて見た時から
気になってたんだよね…」
姫凪さんの肩を
気安く抱いて
大きく膨らんだ胸から
舐めるように視線を上に上げていき
「目も吸い込まれそうに
綺麗…潤ませたいなぁ…」
グッと顔を近付ける
アッサリ切れたナニか。
「ソコは俺の定位置なので
これは、俺がありがたく頂きます。
なので、お引取を」
二人を引き離し
男が持ってた飲み物を
奪い取る
「はい?誰?学生?
学生にはまだ早いぜ?
お子様は引っ込んでろよ」
「そのお子様に
負けてるんですよ
あなたの狙ってるお姫様は
俺しか瞳に映さないんです」
俺に詰め寄って凄む男を睨み付け
「ね?姫凪」
戸惑う姫凪の唇を奪う