第55章 ♉わざと、の効果(孤爪研磨)生誕記念 完結
でも、聞きたくない
だって姫凪の口から
『欲し、い…ナカ…ウズウズして
死んじゃう、よぉ…』
おれを欲しがる言葉以外が出るなんて
嫌なんだ
「死なせるわけない
スグ…満たしてあげる、よ…!」
ゴムを嵌めた自身で
姫凪のナカを勢い良く穿くと
おれの背中に爪が立って
ナカがギュッと締まて痙攣する
「もうイッちゃった?
まだ挿れただけなのに…
でも、まだ足りないよね?
姫凪…チャント言いなよ」
緩く動かす腰
甘く囁く声
姫凪をもっともっと
感じたい
もっともっともっと
「姫凪、好き…
おれの全部欲しがって?」
求められたい
アチコチに噛みつく様に
キスを落として
敏感な部分に再び
愛撫する
欲しがれって言いながら
声を奪う刺激も
「好き…好き…
ねぇ?姫凪は?」
そんな中
重ねる質問も
うん、わざと。