第44章 ♡今更のその先…(岩泉一)生誕記念 完結
『…待って…見ないで…』
「あ?なに今更照れてんだよ」
目一杯かいた汗のせいか
激しくし過ぎたセックスのせいか
酔いが冷めたらしき姫凪が
真っ赤になって俺を押し返して来る
『だ、だって…上…とか
腰振ったり…
恥ずか…し…もう!
あんまり見るなー!』
本当に今更だと
ツッコミんで
「クソ可愛い事してんじゃねぇよ!
どうしてくれんだよ!ボケ!」
『な、なによ!』
「あんだけ出したのに
大変な事になんだろうが!」
『んなっ!はじめのエッチ!』
「それも今更だっての」
俺らの全ての今更を笑い合う
「姫凪〜…
なぁ…分かんだろ?」
『聞かないでよ、今更でしょ』
今更だと笑う時間が
言うまでもなく
愛しさと劣情を引き連れて来る