第22章 近過ぎたキミ⑦(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠完結
廊下に出て手を離したけど
寂しくなんかない
見えないけれど
強くて硬い絆が
深く濃く絡まっているから
『お兄ちゃん?
早くしないと!
ホントに授業遅れちゃう
テスト近いのにー!』
「また教えてあげるよ!
優秀な兄ちゃんに
任せなさーい」
『…はい!お兄ちゃん…!』
「素直で宜しい!」
お兄ちゃんで
妹で
嘆く事はもう無いよね
キミも同じ気持ちだと
自惚れててイイよね?
『お兄ちゃん!
お兄ちゃん居て幸せー!』
「オレのが幸せだよ!」
ホント最高
オレを幸せに出来るのはキミだけだよ