第22章 近過ぎたキミ⑦(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠完結
もう寝静まってる
猛の家にコッソリ戻って
用意された布団に潜り込み
寝返りを打つと
フワリと香る
姫凪の甘い匂い
「そっか…抱いたから…」
ジワリと胸に広がる
暖かい気持ちを
包む様に布団に潜る
少し熱いし息苦しいけど
良いんだ
姫凪の香りを
今の気持ちを
逃したくない
朝起きるその時まで
キミに包まれていたいから
姫凪もお布団に
閉じ込めてくれば良かった
そしたら起きて隣に居なくても
夢じゃないって
スグ分かるのに、なんて
バカな事を考えながら
目を閉じる