第21章 近過ぎたキミ⑥(及川徹)⚠兄×妹R18⚠
「姫凪…
キミ以外愛せないって
離れて思い知らされた…」
何度も重ねた後
とろけた顔に手を添えて
コツリとオデコをぶつけて囁くと
閉じたままの瞼から
ポタポタと
涙がつたってオレの服を濡らす
「ごめんね?泣かせてばっかりで
でも離してあげられない
隣を誰かに譲ってもあげられない
キミの手に繋がるのは
オレの手じゃなきゃ嫌だ」
泥臭いセリフだけど
全部本音だよ
オレの気持ちは固まってる
もう何があっても
後へは退かない
後はキミのココロだけ
さぁ、聞かせて?
キミの口から。