第20章 近過ぎたキミ⑤(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
繋心の説教を回避する為に
わざと明るく話すけど
引き攣る笑顔が
頭に響いて痛えよ…
「…別にJKってだけでは
もう止めねぇけど…
あんなお前初めて見たし
ただ、後悔してんなら
やめとけよ?」
水の入ったコップと薬を
差し出しながら
俺の目を見る繋心
「後悔?なんでだよ
するかよ…好きになって
なんで後悔するんだよ…」
焦る顔を隠す様に薬を流し込むと
「ずっと、謝ってたぞ」
呟かれた声
小さい錠剤なのに
全然飲み込めた感がない
ずっと喉に何かがつっかえたみたいで
苦しい…。