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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第4章 ♡良薬甘し(岩泉一)※お見舞いシリーズ※ 完結


振り返って姫凪の
頬を思いっ切り抓る
熱い息に疼く自身に
無視を決め込んでると

『帰っちゃ嫌…
カッコイイ事しないでよ…
我慢してたのに…
側に居て欲しくなったじゃん!』

涙に濡れた熱い眼差し
荒い息遣いは
風邪の熱より

「俺が欲しいのかよ?姫凪」

俺への熱が上がってるって事か?

『ほ、欲しい!?
いや…そんなわけ…な…い』

更に顔に集まる熱で
見る見る赤さも増して

「ブッフォッ!オマエ嘘ヘタかよ!
部屋入れろよ
しっかり看病してやっから、な?」

姫凪の耳に低く囁いて
姫凪を抱き上げ部屋に運んだ
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