第8章 君が残してくれたもの
なぁ……くるみ……
あれから5年の月日が流れたけど
空と俺は毎日元気に過ごしてるよ……?
ただ空は
日に日にくるみに似てきていて
「ねぇ……ねぇ……早く起きてよ…
幼稚園遅刻しちゃうよ?」
なんて俺の寝ているベッドに飛び乗り
体を勢いよく揺らしてきて…
「あと5分…
あと5分だけ寝かしてくれへん…(笑)?」
そう言って
なかなかベッドから起き上がらない俺に
「だめです(笑)
お腹空いたし…
髪も可愛くして欲しいんだから
文句言わずに早く起きておくらちゃん!!」
なんて教えてもないのに
俺を"おくらちゃん"と呼ぶようになって
ちゃっかりお説教までをするんや(笑)
そして何より…
「はいはい…起きました(笑)
で…今日の朝ご飯は何がええの…?」
「うんとね…納豆(笑)!!」
「ん…解りました(笑)」
こんなにぎやかな朝が
俺にとっての日常になったんや(笑)