第4章 合宿。
田「じゃ揃ったところで怪談はじめるぜ」
『・・・・・やだ。それなら1人でも我慢して部屋に帰る・・・・・。』
澤「そーいうこと言うなって。主将命令な」
大地先輩はこういう時ずるい。主将命令は断れるわけもなく怪談に参加することに。あああ。やだやだやだやだ・・・・・!!幽霊とか怪談とかほんとに苦手なんだけど・・・・・!
田「じゃ1番手は・・・よし。大地さんお願いします!」
澤「俺からかよ・・・・・怖いかどうかは人によるけど・・・・・」
「あれは小学校の頃の話だ。俺の学校には怪談があったんだよ。
まぁありがちなものが大半だったんだけどな?
ある日、友達がその怪談を確かめようとか言い出したんだよ。
そしたら参加したのは女子のAが1人。
結局、俺と友達とその女子で回ったんだよ。
途中でもう1人参加して俺らは4人で校内を歩いた。
もちろん大半は嘘だった。
図書室ではアルバムとかをみて時間を潰したりした。
気づいたんだけど、途中参加したBの姿は集合写真ではいつも欠席のように丸の中に写ってた。しかも姿も変わらずに。
たまたまだろうと思って、最後のひとつを確認しに姿鏡に行ったんだ。
その怪談は《夜の2時14分にその姿鏡を見るとあの世と繋がってあの世へつれていかれる》
ってもの。
鏡にはBは写っていなかった。
あいつは1年の時に死んだんだよ。事故で。
連れていかれるって思ったけど捕まったのは・・・・・
Aだった。
俺らは連れていかれるとおもって必死にAを引っ張りとめた。
結局その後諦めたのかBは鏡の中に消えていった。
あとあとAが教えてくれたんだけどさ
Bは桜の木から落ちて亡くなったんだよ。
Bが鏡に消えたあと手には《好きだ》と書かれた紙と桜の花が1輪手に握らさられていたらしい。」