• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第7章 ☆Story5☆ 溢れる恋心


タイスケside


『決められる筋合い、ねぇんだよ……』



さっき、ゆりちゃんのお父さんに対して反抗的な態度を取ってしまった……。



これでまた、距離が遠くなった……でも、









「……あ、このぬいぐるみ可愛い……」



『僕という可愛いぬいぐるみがいるのに浮気!?
こんなどこがいいのさ!』



「よーし、んじゃ俺が買ってあげる♪」










でも、ゆりちゃんは俺について来てくれた……。








『……ゆりも、今日は疲れただろ。
早く、寮に戻るんだ。』



『っでも……!』



『いいから、山田くんに連絡してでも帰れ。』










お父さんに、反対されたのに……



俺について来てくれた……ただそれだけなのに、



嬉しい……ちょっとだけ、お父さんに勝てたような気がして……



でも、俺はこのままじゃ……あの人に認めてもらうことはできない……。



少なくとも、俺とゆりちゃんが結ばれるまでは……






「……それじゃ、お願いします。」



「お!最初より随分素直(笑)」






まだ、あいつに気があるかもしれないけど……俺は、



諦めないつもりだから……だって、



ゆりちゃんは、俺を拒絶してないし……



確かに、クレープ屋さんで「俺の彼女です」なんて言ったのは、気が早すぎた。



でも、俺の気持ちに気付いたおかげで、俺のことも……



少しは意識してくれるかな……?



ちょっとした、彼氏候補の一人として……。



幸い、アイツは彼女をどうも思ってないっぽいし……



じっくりと距離を縮めていくか……。



今は、ただのうるさいお兄さん止まりでも……しょうがないよな……



いつか必ず、俺の方に振り向かせてやるから……



俺だけしか、




























見えなくしてやるから……





/ 521ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp