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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第7章 ☆Story5☆ 溢れる恋心


ゆりside


ファンや他の一般のお客さんに私たちのことがバレすっかり注目を浴びてしまっている私たち、



周りの人達はすっかり私たちがデートしているって思い込んでいる。



だから、私は必死に代弁をした。こんなところ、



三船さんに見られたくない……勘違い、して欲しくないから……



「っただの、お友達です……そうですよね?
藤ヶ谷さん……」



そう、私たちはただ遊びに来ただけ……



ずっと黙っている藤ヶ谷さんにも代弁を求めた……けど……



「……いいえ。
























俺の彼女ですよ?(微笑)」



「っ!?」







ナニ イッテイルノ……?



カノジョッテ ドウイウコト……ワタシタチハ タダノ……







「だよね?」



「っちが……!私たちは……!」



なんでそんな嘘つくの……三船さんがいる前で……なんで……













タイスケside


「いいえ。俺の彼女ですよ?(微笑)」



勝手に出て来た、“彼女”という言葉。



きっとゆりちゃんは何言ってんだコイツって、思ってる……けど、



いつか本当にそうなってくれたら……それに……









「っ……!?」






アイツに、少しでも彼女を近づけたくないから……





「だよね?」



「っちが……!私たちは……!」



俺に気がないってわかっていても、アイツには、絶対に取られたくない……



少しでも、彼女に近づきたい……。



そんな気持ちから、“彼女”という言葉が出た……



俺が、振り向かせてやるんだ……今は可能性がないとしても、



いつか……俺のほうに……振り向いてくれれば……








「っ……藤ヶ谷さんのばか!!」



「っ……」



「っゆりちゃん!?急に走り出してどこ行くの!?」



「っおい、急にゆりぴーどうしたんだ?」



「大勢の前であんなこと言われたから、動揺したんじゃない?
にしても、やっぱり付き合っているのかぁ……」



「だよなあの感じ!でも、わざわざ言うか?
ジャニーズとシンフォニーのタレント同士が恋人って、普通まずくねーか?」



「だよねー……」








「……。」



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