第6章 ☆Story4☆ パパの悩み事、娘の誕生日と…
_太輔side
玉森家にやって来た太輔。
_ピンポーン
「……。」
「はーいっ」_ガチャ
ドアの向こうから出て来たのは……
「あ、義兄さん!」
「裕太くん、急に連絡してごめんな。」
裕太だった。
「別にいいって。入ってよっ!
夕飯の支度もできてるんだよ♪」
「いや、夕飯をご馳走になりに来たわけじゃないから(苦笑)」
「そんな固いこと言わず!母さんも気合い入れて作ったんだから!
食べていってよ?どうせ、最近は一人でしょ?今日はみんなで楽しく食べよ!」
「……あぁ、そうだな。」
「……(微笑)
さぁ!入って入って!今日はゆりがバラエティ番組に出るんだよ!」
「そういえば、そうだったな……」
(こないだ、話した時のやつか……)
太輔は裕太に腕を引かれながら家に入った。
「いらっしゃい太輔くん!」
「こうして家に上がるのは約半年ぶりだな。」
「そう、ですね……お二人も、お元気で何よりです。」
「ふふ、そうね(笑)
さぁ!ご飯にしましょ。裕太に話があって来たみたいだけど、話はご飯を食べた後よ♪
今日はゆりちゃんが出る番組もやるしねっ」
「お!そろそろ7時になるな。
裕太、テレビをつけてくれ。」
「はーい♪」
裕太はゆりの出る番組がやるチャンネルへ変えた。
そして太輔は裕太らと共に夕飯をご馳走になった。
夕飯を食べている間、裕太は姪っ子であるゆりの番組に釘付けだったが……
『ホントゆりちゃんって可愛んですよぉ、ガヤもよく可愛がってくれているんです(微笑)』
フニャッと柔らかい笑顔を見せるひとりの若い男性タレント。
『ハハハハハ……(苦笑)』
「こいつ俺の顔に似ててムカつくっ!!
しかもゆりの隣だしっ!」
「あらKis-My-Ft2の玉森ユウタくんじゃない(笑)」
「まるっきり裕太と同じじゃないか(笑)」
自分と瓜二つのユウタにライバル心を抱いていた。
「……(苦笑)」
(北山先生といい、裕太くんといい……汗)