第5章 ☆Story3☆ ドラマの共演者は…
「え、ゆりちゃん……このあと……」
「はい、ちょっと藤ヶ谷さんと買い物に……」
「俺が自宅まで送るんで!」
「い、いや……自宅って、ゆりちゃんは寮暮らしだから(苦笑)」
「そ、そうなの!?」
「関係者以外立ち入り禁止なんだよね(苦笑)
まぁ、手前だったら大丈夫だけど……」
「じゃあ問題ないですね!」
「……。」
「ゆりちゃん、それで大丈夫なの?
一応俺のほうでも迎えできるけど……」
「何時に終わるのか、わからないので大丈夫です。
今日は、藤ヶ谷さんに送ってもらいます……。」
(ホントは涼介さんがいいんだけど、また脅されたからなぁ……汗)
どうやらゆりは脅されたらしい(笑)
「……わかった。でも何かあったら、すぐ連絡するんだよ?」
「はい。」
「まるで俺が危険人物みたいな言いよう……」
「……(睨)」
(危険人物ですっ!)←
『……。』
(ゆりちゃん怖い……汗)
こうしてタイスケと一緒に買出しをすることになったゆり。
「んじゃ、移動は俺の車ね。場所は?」
「月野区のショッピングモールです……そこなら、寮からそこまで遠くないので……」
「オッケー!……にしても、テンション低くね?
せっかくのデートなのに!」
「だからデートじゃありませんから!」
(もう最悪なデートだよ……)
_月野区ショッピングモール
『わぁ……おっきい!』
「っし!バッグで大人しくしてて!」
『はぁい……』
「まずは何買うの?」
「ベビーチェアに、服、シャンプーです。」
「ジャンルバラバラ(笑)
まずは近くのシャンプーと服売り場行くか。」
「はい。」
(はぁ、とっとと終わらせて帰ろ……)