第19章 ☆Story17☆ 二人きりの夏祭りデート
それから10分ほどで今日の夕食が完成。
「百合、できたぞ。」
『は〜いっ!ねぇねぇ太輔!』
「なんだ?」
ゆりがてとてととやって来て太輔の服をクイクイと引っ張った。
『あれ見て笑』
そして百合は映像の方を指差した。
「……?」
太輔は椅子に座りながら映像に目を向けた。
【……俺、さっきさ……正直、ムカついた。】
【っ……】
【なんで嘘ついたんだよって、思った……】
【っ本当にごめんなさい!
今日は、三船さんと2人でどうしても行きたかったので……】
【わかってる、それくらい……ゆりちゃんにとって、俺が邪魔だってことは……】
【っ……】
【っでも……やっぱり俺には無理なんだよ……】
「……またこいつは何かやらかすのか?←
てかなんでいんの……」←
『太輔が落ち込んでる間にキスマイくんたちと鉢合わせてなんか色々あって偶然この子がゆりのところに来たの。』
「……追っかけて来たんじゃねぇの?」←
『違うよ!本当に偶z‥お!』
「っ!?」
太輔の目に入って来たのはタイスケに抱きしめられている娘の姿……
【っ俺には、無理なんだよ……!
君を諦めるなんてこと……】
【っ……離してください!
私は!三船さんのことがs‥【っそんなの関係ない!!】っ……】
【俺は……ゆりちゃんじゃないと駄目なんだよ……今更諦めて、
他の子好きになろうと思っても無理だよ……】
【っなんで……
貴方にはもっと素敵なひt‥【っそんなの……ゆりちゃんが好きでたまらないからに決まってるじゃん!】っ……】
【俺は、ゆりちゃんのことが本気で好きなんだよ……】
「……。」
『タイスケくんも本気ってことだねぇ……
ここからでも凄い伝わってくるもん……』
「……アイツは、本気で……」
【っ……離してください……】
【嫌だ。】
【っ離してください!
私は本当に貴方のこと異性としてみれn‥【嫌だ。】っ離して!!】
【嫌……離したくない。】
『うん、ゆりのことが好きだよ。
タイスケくんは本気で……まるで、昔の和真くんとかを見てるみたいだなぁ……』
「……。」