第19章 ☆Story17☆ 二人きりの夏祭りデート
『それでそれで?
ゆりは憲吾くんの服を選ぶことになったのね……この後は……』
「……固」
(ゆり……お前はいつの間に男の服を選ぶようになった……)←
【マジサンキューなゆりちゃん!
んじゃ、俺らにお礼なんかさせてよ!】
【え!?……えっとじゃあ……】
【それじゃ、私の服も……一緒に選んでくれませんか?】
【ぇ……?】
【え、ちょ!ゆりちゃんの!?】
【はい笑
たまには、男の人に見てもらうのも……いいかなって……】
『だって笑
もうゆりったらぁ……どこでそんなこと覚えたのかしら……』←
「……固」
(選ぶだけじゃなく選んでもらう……やっぱり、百合の子だ……汗)←
【へへっ……(微笑)
素敵なコーディネートをお願いします笑】
『あら!随分あざといわねぇ……』←
「お前に似たんだろ。」←
『さぁて、ここからどんな展開が……』
【あ、どうせだったらお互いコーディネートしあってみませんか?】
【【お互いに……?】】
【はい笑
ルールはこうです!
まず、お二人は……恥ずかしいかもですけど、
レディースフロアの方で私に似合うコーディネートを探してきてください!】
【お、おっけー……!】
【マジか……】
【私も同時にメンズフロアのほうで、探してきます!】
『なんかめっちゃ面白い展開になってきた!
もしかして……今着てる憲吾くんの服、ゆりが選んだやつかもね♪』
「っ!?」
『てなると、太輔はおまけか……』←
「……固」
(おまけ……)
【こことか三船さんに会いそうな服ありそ!
……そういえばここ、伯父さんとか柊さんとか色んな男性芸能人も御用達してるお店じゃん!】
【パパの誕生日の時、忙しくて話しかできなくて誕プレ渡せなかったなぁ……】
『ここでパパのことを思い出すのね……いい子じゃない♪
普通だったら好きな男の子のことしか思ってないよ?』
【そうだ!パパにも服も、選んでこ……パパと三船さんの趣味って、合いそうだし……
ついでにパパのも買っていこ!】
「ついで……」
『(笑笑)
ほーら!パパは結局後回しの存在なの笑』
「……固」
『(笑笑)』