第19章 ☆Story17☆ 二人きりの夏祭りデート
「あぁ……万が一の場合は、俺が隠してやるから心配するな……」
「っ……///」
『……。』
(うぅぅ……焦れったい!!)
「……もう、行けそうか?」
「っ……はい!///」
こうして2人は花火が始まるまで賑やかな屋台を楽しむことにした。
屋台は始まったばかりにも関わらずすっかり人集りができていた。
「凄い人ですね……」
「あぁ……」_ギュッ…
「っ……///」
突然憲吾に手を握られるゆり。
「っ……逸れないように……昨日と違って、
見失ったら探すのが大変だからな……」
憲吾は照れ臭そうにしながらゆりと目を合わせないまま小さく言った。
「っ……はいっ///(微笑)」
『……。』
(序盤から雰囲気よすぎ!!)
「……何か、食べたいものはあるか……?」
「ぇ……えっと……逆に三船さんは?」
「っ……わからない、俺は特に好き嫌いはないから……」
「『……。』」
((あれ?昨日はシイタケを苦手そうにしてませんでしたか……?))←
好き嫌いがないと言う憲吾に少し疑問ができたゆりとユウ笑
「ふふっ……」
「っ……何が、おかしい……」
「っいえ……昨日、シイタケを苦手そうにしてたのを思い出して笑」
「っ……///」
「ふふふっ……確かに、屋台にはシイタケは出回りませんからね笑」
「っ……嘘を言って、すまなかった……」
「ぁ、そんな謝らないでくださいよ!
……あ、りんご飴ありますよ!」
「……それにするか?」
「はいっ」
2人はりんご飴がある屋台に向かった。
「すいません、りんご飴2つください。」
「あいよ!400円だよっ」
「500円からで、」
「ほいっ!100円のお返しとりんご飴だ。
今日は2人でデートかい笑」
「「っ!?い、いや……その……///」」
『(笑笑)』
(2人揃って同じ仕草笑)
「「っ……兄妹です……!///」」←
またもや声を合わせる2人だった。
『……(苦笑)』
(息ぴったりなのはいいけど、ここはカレカノでいこうよ……汗)