第18章 ☆Story16☆ 海デート?
かき氷も食べ終え、タイスケはゆりの寮目指し再び車を走らせた。
まっすぐ寮に走らせたが、寮に着く頃には日が沈み始めていた。
ゆりは疲れたのか、ユウを抱いたまま眠っていた。
「ゆりちゃん、俺ほどはしゃいでるイメージなかったけど結構疲れたんだな……」
『まぁ海で泳ぐのはほとんどなかったみたいだしねぇ』
「……寝顔見るとなんかキスしたくなるよね。
無防備なところとかもさ」
『うっわ……引』←
「っ引くなし!
てか、男なら誰でもそうなるから!」
『……。』
「っおい、黙るなよ……汗」
『ロ●コン……』←
「っちげぇわ!!」
「ふぁ……?」
ゆりがうっすらと目を開けた。
『あーあ……ゆりちゃん目が覚めちゃったよ……せっかく気持ちよさそうに寝てたのにさ』
「っお前がそうさせたんだろうが!」
『人のせいにしないでよ〜』
「んぅ……」
ゆりはよほど眠いのか寝返りを打ち再び目を閉じた。
「『……静かにしようか』」←
2人は同時に言い寮に着くまで大人しくなるのであった。
_寮にて
「……zzz」
「ゆりちゃん、着いたよ?」
「んぅぅ……」
『……ありゃ、起きないね』
だがゆりは目を開けなかった。
「ゆりちゃ〜ん……」_ツンツン
今度はほっぺをツンツンしてみるが起きない……
「……。」
『……ん?なにそのスイッチ入りましたって感じの顔……っまさか!?』
「そのまさかかもな……」
タイスケは顔をゆりの顔に近づけた……
『っぁぁぁ……またキs‥「何してるんでるか(怒)」あ、本能的に起きた。』
「っお、起きたの……?しかもぱっちり……」
「えぇ……あなたがまた勝手にキスしようとした瞬間に何となく分かりましたよ(怒)」
「ちぇぇ……残念!」
「残念で結構です!
今日は1日ありがとうございました、私はこれで失礼します」
ゆりはお礼だけを言うとそそくさに車から出て部屋に戻るのだった。
「……なんか最後の最後でめっちゃあっさりなんだけど!?」