第18章 ☆Story16☆　海デート？

しばらく憲吾とタイスケの間でラリーが続き、ボールはゆりチームの外野へ飛んで行った。



そしてそのボールをキャッチした来海はとりあえず陸へパス。



「っよし！これで試合が進むな……さぁてっと！
誰を狙うかなぁ……」



陸は相手チームを見定める……。



「甥っ子を狙うか、先生を狙うか、はたまたキスマイを狙うか……」



「陸さ〜ん！さっさと獅衣留にボール当てちゃってくださいよ〜！」



羽流は獅衣留にボールをあてるよう促した。



「っちょ羽流！！
余計なこと言うなよ！！」



「へへぇ〜どうしよっかなぁ♪」



完全に楽しんでいる陸。



「ここはやっぱり……キスマイだよね笑」←



「うげ！？」



タイスケは一瞬ひやりとしたがボールをキャッチする体制に入った。



「キスマイに当てる……と見せかけての甥っ子！！どりゃあ！♪」



「えぇぇぇ！？＿ﾊﾞｼｯ！…うわぁ！？」



陸はタイスケへボールを投げると見せかけてのフェイントをかけ油断した獅衣留めがけボールを投げた。



そしてそのボールは見事に獅衣留の体に当たった。



「やりぃ♪」



「っ叔父さんずるいよ！！いい大人のくせして！！」



「大人の知恵……っといってほしいね笑」



「ぬぅぅぅ……」



「よっしゃあ！これで相手チームは2人！
いけるぞこれ！！」



璃斗は人数が4人に対して2人になったのを喜んだ。



「っヤッベェ状況だぜこりゃあ……色々と……」
（まさかコートには俺とお義父さんが残るなんて……涙）



「……ボールはお前に任せた。」



「ぇ……？」



ふと口ずさむ太輔の言葉にびっくりするタイスケ。



「……勘違いするな。
こういうのは若い奴らがやれってことだ。
お前を認めたわけじゃない……」



「っ……でも、でもいつか認めさせてもらいますよ！お義父さん！」
（いつか、この人に認めてもらう！！）



「だから……


























お義父さんって言うんじゃねぇこの青二才（睨）」←



「ヒィ！？」
（やっぱ……怖い……涙）