第18章 ☆Story16☆　海デート？

「それじゃ、浜辺のほうまで今度は泳いでみるか？
それなら誰にも当たらなくて済むぞ。」



「っはい……///」
（なんとなく、恥ずかしい……）



そう言うと憲吾は浜辺の方に向かって泳ぎだした。



「っあ！……ちょっと待ってください！」



ゆりは少し慌てながら憲吾の後に続くよう泳ぎだした。



ゆりは少し泳いだ後、途中で泳ぐのをやめ憲吾がどこにいるのか確認した。



すると憲吾は自分よりある程度距離があるところで立って待っていた。



「っ三船さん、もうあんなところにいる……私も行かな…きゃ！？」



ゆりは再び泳ごうとしたがその場で固まった。その理由は……



「っさささささサメ！？」←



ゆりの目の前にはサメの背ビレのようなものが海水面から出ていた。



「ったたた……助けてぇぇぇぇ！！（涙）「ゆり！」っいやぁぁぁぁ！！（涙）
「っゆり！！！」……へぇ？（涙）」



パニックになり涙ぐむゆり、ゆりは再び目の前に目を向けた。



そしてその先には……



「っゆり！」



「っ……く、来海……？」



目の前には来海をはじめとするドルチェのメンバーが立っていた。



そして千鶴はサメの形をした浮き輪を持っていた。



「っ……まさか、さっきのサメって……」



「私よ」←



しれっと言う千鶴。



「っ……千鶴〜！！
ふざけないでよ！！（涙）」



「だってサメの浮き輪を持ってきたんだもの、仕方ないでしょ。」



「っ使い方間違ってるし！！
なんで他のみんなは止めないの！？」



「「面白そうだったから♪」」←



「っもぉぉぉ！！（涙）」



「どしたゆり？」



泣き出すゆり、そんなゆりの元にもドルチェ以外のメンバーがやってきた。



その中でも先に声をかけたのは獅衣留だった。



「っ獅衣留〜……千鶴に酷いいたずらされた！！」



「あれま笑」



「っ笑い事じゃないし！！
ほんとびっくりしたんだからなぁ……」



「おやおやゆり、大丈夫かい笑」



「ゆうゆう〜……（涙）」



ドルチェ以外にはバタフライとブラッシュのメンバーが揃っていたのだった。