第18章 ☆Story16☆ 海デート?
ゆりはビーチサンダルを脱ぎ、波打ち際に足を入れてみる。
ちなみにユウは太輔達のところに置いて来た。(というか置き忘れ)←『!?』by.ユウ
「ひゃっ!」
(意外と冷たい……)
「大丈夫か?」
「ぁ、はい……少し水が冷たくてびっくりしただけです(苦笑)」
「そうか……しばらくはこっちの方にいるか?」
「ははぁ……そうですね(苦笑)
三船さんは、特に大丈夫なんですか?」
「あぁ、俺は支障ない……怖いか?」
「え!?」
「……。」
「怖いというか……あんまり海には入ったことないので……
プールだったら全然平気なんですけど……」
「なら、無理しないで浜辺にいた方がいいじゃないか?」
「っいえ!
せっかく海に来たので、やっぱり海の中には入りたいです……
こんなに海日和なのに入らないんてもったいないし……」
「そっか……なら、もう少しこっちで慣らしたほうがいいな。」
「ですね……あ、貝がら!」
ゆりはふと足元を見た時、偶然にも貝がらを見つけた。
貝がらの色はサクラ色でゆり好みの色だった。
なのでゆりは思わずその貝がらを手に取った。
「……。」
憲吾はそんなゆりを不思議そうに見ていた。
「わぁ……」
ゆりは貝がらを拾うなり目をキラキラさせていた。
「……そんなに、いいのか?」
「なんか、こんな綺麗な状態の貝がらって滅多にないじゃないですか!特に東京では!」
「……そういうもんか?」
憲吾はイマイチピンと来ていないらしい。
「こういう、人工物じゃなくて自然でできた綺麗なものって凄くいいじゃないですか……(微笑)」
貝がらを見ながら微笑むゆり。
「っ……」
「……あ!またあった!」
そしてゆりはまたまた貝がらを見つけたようでそれを手に取った。
「……。」
「ほら見てください!これも凄い綺麗ですよ!」
「……あぁ、そうだな。
凄く、綺麗だ……」
「へへっ♪」
「……。」