第18章 ☆Story16☆ 海デート?
それからまた日は過ぎ、海水浴に行く土曜日となった。
この日は偶然か必然か様々な人たちが同じ場所に集う……
ゆりside
「本当に行くの?」
『うん!だから日焼け止め塗って!』
「……はいはい。」
ゆりはユウに日焼け止めを塗っていく。体全身に……
『あはははは笑
ゆりちゃん足くすぐったい笑』
「アンタが塗ってって言ったんでしょうが!
我慢しなさい!!」
ユウはくすぐったいようでバタバタと暴れた。
「っもぉ……ほら!
できたよ!」
(ほんと世話がやけるんだから……)
_ピコーン
『ねぇねぇゆりちゃん!藤ヶ谷くんからLINEきたよ!』
「えぇ?」
ゆりはLINEを開く
【もう少しでそっちに着くよ!
着いたら電話するね♪】
「もうすぐで藤ヶ谷さん来る……荷物確認しなきゃ……」
ちなみにゆりは憲吾に選んでもらったワンピースを着ており、その下には水着を着ている。
麦わら帽子も被っている。(もちろん憲吾がチョイスしたもの)
『僕今日は普通のぬいぐるみになっていたらバッグの中とかに貼ってなくていいの?』
「うん……今日は日差しも強いし、熱中症になったら困るしね。」
『やったぁ♪』
「さて、そろそろでんw‥_プルルルル〜……あ、きた。
……はい、もしもし」
『ヤッホーゆりちゃん!
寮の裏の方に車止めといたから!』
「はーい今いきまーす。」
そして電話を切り、ゆりはユウを抱えタイスケのもとに向かった。
『〜〜♪』
ユウは楽しそうに腕の中でウキウキとしていた。