第17章 ☆Story15☆ 熱い恋の季節のはじまり
ゆりside
三船さんが私と同じジュースを選んでくれていてすごく嬉しかった私、
話はライダースーツの話からバイク関連の話に移った。
「最近バイクの免許を取って……今日はバイクで買い物に来たんですよ(苦笑)」
「ま、まじで!?
っんじゃ、もしかして……あの最新型のハーレーって……」
「あぁ……私の、ですかね?(苦笑)
黒い車種です!」
「っマジかよ……すんげぇカッコいいバイクだなーって止めた時に見てたんだよ!
まさかあのバイクが、ゆりちゃんのだったとは……」
内山さんは私が話すたんびに相づちを打ってくれから自然と話してしまう……
でも三船さんはやっぱり無口で……考えていることがわからない……
だから、今の私の話を聞いていてどう思っているのなんて見当もつかない……
賑やかなところが苦手そうだから……めんどくさいとかうるさいって思っているのかな……。
けど……
「……凄いな、お前は……」
「ぇ……」
急に三船さんに褒められ、私は三船さんの方に顔を向けた。
凄い?私が……?
「っいや……誕生日、今月だっただろ……だから、免許とって間もないのに、
乗りこなしていて……凄いと……思う……」
「っ……///」
言葉を詰まらせながら言ってくれる三船さん、普段は喋らない人だと思っていたから……
こうして褒められると、誰より嬉しいと思ってしまった……。
今までもいろんな人に褒められてきたけど……ここまで嬉しくなったのは、
三船さんが初めてだった……。
やっぱり……
「ありがとう、ございます……///」
「でも、事故とかは……気をつけろよ……」
「っ……はい(微笑)」
やっぱり、
私は三船さんのことが好きなんだ……。