第13章 ☆Story11☆ ドラマ撮影スタート
「君のことをよく見ておけって、言われている。」
「つ、つまりそれは……」
「何かやましいことがあればすぐ報告だ。」←
「えぇぇぇぇ!?んじゃ、デートの約束とか「当然却下。」イヤァァァっ!!(泣)」
「たく……君のお父さんがキャラ崩壊しているようで見るに耐えん……」←
「私も……同じ気持ちです(苦笑)」
「……こいつ、俺より酷いな。」←
「徹平くんにまで言われるなんてね……ほんと、残念なイケメンって感じかな(苦笑)」
「なんかすんげぇ賑やかだな!
昔の現場も、こんな感じだったんすか?」
獅依留たちもゆりたちの元へやってきた。
「うーん……別の意味で賑やかだね。
昔も昔で、すごかったかな……」
(あの頃の自分は、めちゃ恥ずかしい……汗)
そしてゆりは衣装に着替えるためロケバスの中へ、
「こちらの制服でお願いします。」
「はーい。」
(ママの時とは、少しデザイン変わってるんだ……)
ゆりはそんなことを思いながら衣装に着替えた。
そしてゆりが演じる花園キラはオッドアイのため……
「……。」
(カラコン初めていれるなぁ……)
黄色のカラコンを左目に入れるゆり。
ヘアスタイルはいつものツーサイドアップで決めている。
着替えも終わったゆりは出演者たちの元へ戻る。
「あ、ゆりちゃんカラコン入れたんだ!」
「はい、オッドアイの設定なので……」
(にしても私と藤ヶ谷さんの役……普段とは全く正反対だよな……汗)
ちなみにゆり演じるキラは社交的な性格でモデルも務めている。
一方のタイスケ演じる黒咲瑆は物静かな性格で生徒と必要以上の関わりは持たない性格。
「にしても!今回のこのドラマってさぁ……ゆりちゃんの方からグイグイくる感じだよねー(笑)
めっちゃ楽しみ♪」
「……(汗)」
(どうしよ……どうしてもパパに見える……てかヒロインと先生って……
ほぼほぼうちのパパとママじゃん!)←
「休憩時間はお父さんに甘えていいんだぞ☆」←
「父はそんなこと言いません!!」
「クシュンっ!」
(ぜってぇ誰か俺の話してる……)←