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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第3章 ☆Story1☆ 人気者は大変


男の背中からはライオン……親衛隊はすっかり怯えていた。



またゆりもその一人だった。



「っ……(汗)」
(一体何なの!?)






「……もう一度言うぞ。とっとと失せろ(睨)
三度は……言わねぇぞ……」



「っわ、わかったよ!!」



「消えればいいんだろ……っクソ!」



「行こうぜ……」



親衛隊はそそくさに路上裏から出ていった。







「っ……」



「やっと行ったか……おい、もう大丈夫だぞ。」



「っ……ぁ、ありがとうございます!」



「別に、芸能人っていうのも大変だな……」



「ま、まぁ……(苦笑)
あ、あの……お名前、伺ってもいいですか……?」



「……三船憲吾。」



「三船、さん……?」



「……あぁ、海王3年のな……」



「海王って……不良高校でお馴染みの男子校の?」



「……あぁ。」



「っありがとうございました、三船さん……助けてくれて……」



「たまたま見かけただけだし……んじゃ、気をつけて帰れよ。」



「は、はい!
ありがとうございます……」
(この人……凄くかっこいいな……)



ゆりはじっと憲吾の顔を見つめていた。



「……っおい、何見てんだよ……」



「え!?
ぁ、あ、すいませんっ!!」



慌ててお辞儀をするゆり。



「っ……んじゃ、気をつけて帰れよ……」



「は、はいっ!」



ゆりと憲吾は別れ、ゆりは早足で寮に足を進める。








「……あ!」
(三船さんにさっきのライオンのこと聞くの忘れた……)



どうしても気になっていたあのライオン、



帰り道ゆりは気になって仕方なかった。



「っ……また、
会えるかな……(微笑)」
(ちょっと運命感じちゃう……?……なーんってね!
っ私ったら……きゃあぁぁぁっ!何言ってんのよ私w)←



なんやかんやで恋などに興味があるお年頃のゆり、



ゆりは憲吾に対してちょっと運命を感じたのであった。


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