第12章 ☆Story10☆ 縮まっていく距離
「これからも、ずっとな……」
「っ……うん、パパ……!(微笑)」
「……(微笑)」
「……これからも、頑張るね?
私は、パパも、ママも超えたい……だから……」
「あぁ。あいつも、見てくれている……
だから、これからもがんばれよ。俺も、応援してるから(微笑)」
「うん……(微笑)」
(そうだよ……私はちゃんと、パパに愛されてるんだ……ママも、見てくれている……)
ゆりはネックレスを握りしめる。
「……今度、ママとの思い出話でも、話してやるよ……」
「っ……ほんと!?」
ゆりは顔を上げた。
「……あぁ、裕太くんとか他の人にも……聞いていいから……」
「っ……ありがとうパパ……じゃあ今度、アルバムとか……見て見たいな……!」
「アルバムなら、俺の部屋にあるよ……暇が、できたらだな……お前の仕事がひと段落した時とか……」
「かな(苦笑)
……あ、そろそろ食べないと料理冷めちゃう!食べよっ」
「あぁ、そうだな……」
それから2人は会話を楽しみながら食事をした。
それぞれ食事会が終わり…
「今日は、色々ありがと……」
「あぁ、こっちこそありがとな……仕事、忙しいかもしれないけど……あまり無理はするなよ。」
「うん、体調管理も立派な仕事だから……パパも、がんばりすぎないでよね?」
「お前ほどじゃねぇよ、俺なんて……それと、」
「ん?」
「……恋愛ごととかは、色々気をつけろよ……」
「え!?///」
「……こういうところは、いい意味でも悪い意味でもママに似てるからな……」
「……。」
「ま……お前なら、大丈夫だとは思うけど……」
「っもう……びっくりするなぁ……キスマイの藤ヶ谷さんとは本当に何もないし……
あの人のことは、ちょっとお兄ちゃんみたいだなって……」
「お兄ちゃん?」
「うん……もしお兄ちゃんがいたなら、ああいう感じの人がいいなーみたいな(照笑)」
「……あいつが息子だと、すげぇ世話が焼けそ……(苦笑)」←
「(笑笑)」