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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第11章 ☆Story9☆ 試合観戦


憲吾side

「いよいよ試合だなーっ」



「あぁ、そうだな。」



選手控え室、憲吾と吾郎は自分達の試合が来るのを待っていた。



「応援席に、彼女とかいてくれたらこっちも気合はいるんだけどなー(笑)」



「おめぇは女いねぇだろ。」



「お前も人のこと言えねぇだろー(笑)
てか、気になる女の子とかいないわけ?」



「いるわけねぇだろ。試合のことに集中しろよ……」



「とか言って、案外ゆりぴーに気があったりして(笑)」



「なんで急に芸能人の名前出すんだよ。
んなわけねぇし、あん時は……たまたまだし。」



「ふーん(笑)」



「んだよその顔……」



「べっつに〜♪
……お、対戦相手が張り出されたぜ!観に行こうぜ。」



「あぁ、そうだな……」



2人は立ち上がりトーナメント表を見に行った。









「……お、俺は……城国かよ(苦笑)」



「城国……」



城国商業高校……班田たちがいる学校だ……。



「初っ端から嫌な相手だわー……お前は?」



「……明風学園1年、諸星聡……」
(聞いたことねぇ名前だな……)



「明風って、鈴木が前いた学校じゃねぇか……」



「んなの、誰だと俺には関係ない。
ただ倒す、それだけだ。」



「さっすが海王のエース(笑)
どうせ1年だし、瞬殺してやれよ!明風ってボンボンとかが通ってる学校だろ?
なら余裕じゃね?」



「どんな相手だろうと、油d「へぇ……アンタが俺の相手なんだ。」……。」



憲吾は後ろを振り返った。



後ろには本当にボクシングをしているのかと疑うような容姿端麗な少年が立っていた。



「こいつが憲吾の相手?おいおい勘弁しろよ(笑)
こんなチビ、憲吾にかかれば余裕だろっ」



身長はおよそ165cmくらいだろうか、鈴木と同じような背丈だった。



「……。」



「まぁ、試合ではよろしく。
そんな余裕こいてると、痛い目に合うんじゃないの?(嘲笑)」



整った顔立ちとは裏腹に嘲笑うかのように2人を見る聡。



「ってめぇ!まだ1年だろ!
1年の分際でタメ口使うんじゃねぇよ!」



「よせ吾郎、ここで無駄な体力使ってどうする。
ガキの戯言に付き合う必要ねぇ……」



「……。」



「ふっ……(嘲笑)」





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