第10章 ☆Story8☆ アイドルになる道
_ゆりside
ゆりと優紀はランシにやってきた。
「ここみたいだね。」
「うん。でも結構奥の方っていうか、ちょっと隠れスポットに近いかも……」
「だから芸能人とかも来るんだろうね。
ともかく入ろうよ。」
「だねっ
あーお腹すいたぁ(笑)」
二人は店内に入り、奥の個室席に案内された。
「個室っていうから、暗いのかなーって思ったらそうでもないね。
飾り付けも可愛いし!」
「そうだね。にしても、パフェと他に何食べる?」
ゆりは優紀にメニューを見せる。
「うーん……このラテとか美味しそう!」
そして二人は注文もした。
「……にしても、ゆりと私の役の関係って、一体どいういうものなんだろうね(苦笑)
文乃は、キラのことが好きなのかな……」
「なのかもしれないけど……ただそうだけには感じないよねぇ……
どんな展開になるんだろ……」
「実は文乃、瑆の好きだった的な?」
「あー、なーんかよくドラマにある展開(笑)
十分ありえそうっ
でも、特に文乃の瑆はそこまで面識ないっぽいし……」
「ほんと、なんなんだろうね(苦笑)
まぁ、ドラマが進んでいけばわかるからいっか。」
「そうだね。」
「お待たせしました。パフェ2つにラテ2つをお持ちしました。」
二人が話している間に注文したものが運ばれてきた。
「ありがとうございます。
うわぁ……美味しそっ」
(絶対ユウ、バックの中で……)
『……(怒)』
(ずるーいっ!)
ユウはパフェが食べられず、バッグの中で拗ねていた。
「……(汗)」
(帰り、コンビニでデザート買ってあげるか……)
「ゆり、カバンの中除いてどうしたの?」
「っううんなんでもない!
早く食べよ。」
「うん、そうだね。
……ねぇ、ゆり。」
「ん?」