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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!

第10章 ☆Story8☆ アイドルになる道


シンフォニー事務所に入ると、明人が立っており太輔たちを迎えた。



「お待ちしておりました。
では早速、美澤の元に案内させていただきます。」



「はい、お願いします。」
(雰囲気は、ちょっと赤沢先輩に似てるかも……)



太輔は高校時代の先輩であった赤沢樹と重ねながら明人を見た。



そして明人は客室に太輔たちを入れた。







「では、美澤の方を連れてきますので、
気を楽にしてお待ちください。」



「どうも……」




それから5分ほどでSymphony社長の美澤瑛二が入ってきた。







「皆様、お待たせして申し訳ありませんでした。
どうぞお座りください。」



それぞれソファーに座る太輔たち。



「先日は、突然お声をかけて申し訳ありませんでした。
あれから娘さんnたちの方はどうですか?」



「……来海に関しては、だいぶ乗り気です。」



「お父様の方は?」



「……正直、反対の意見に近いです。
でも娘はアイドルというものに興味を持っていて、それになりたいと言っています……」



「そうですか……ということは、今日はそのことで?
娘さん達は乗り気だが、ご家族の皆様に関しては反対といったところでしょうか。」



「率直に言いますと、そうですね。
でも、娘の意見は尊重したいと思っています。」



「なるほど……確かに、普通の親であれば当然の意見です。
我々も、それを承知の上で娘さん達をスカウトさせていただきました。

北山様ご夫妻には伺いましたが、そのほかの皆さんの名前を伺ってもよろしいでしょうか。」



「藤ヶ谷ゆりの父親の藤ヶ谷太輔です。」



「奥さんの方は?」



「妻は、10年程前に亡くなっています。」



「っ、申し訳ありません……」



「いえ、お気になさらずに。」



「宮瀬愛美の父の、宮瀬弘樹です。そして隣にいるのが母親の琴美です。」



「初めまして、愛美の母の宮瀬琴美です。」



「私は小鳥遊凪咲と来夢の母の小鳥遊詩音です。」



「同じく、父親の小鳥遊隼人です。お忙しいところ、お時間を取らせて申し訳ありません。」



「天羽千鶴の父、天羽誠一です。隣にいるのが妻の紅葉です。」



「初めまして、天羽紅葉と申します。」



こうして太輔達は軽い自己紹介を終えた。
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