第8章 ☆Story6☆ ママの命日
それぞれ自宅へ帰って行く一行、ゆりは来た時と同じくメンバーやキスマイメンバーと共に
東京へ帰ることにした。
「ふぁぁ……」
来夢は大きなあくびをする。
「来夢、すっかり疲れ切ったみたい……」
「そりゃああんだけ凌駕と遊んでればね(笑)」
凪咲の肩でうとうとしていた。
「ふぁぁ……」
ゆりも眠たそうにしていた。
「ゆりちゃんも眠そ(笑)
てか、ゆりちゃんの寝顔見たことないから見てたいかも……」
_バコッ!
「ってぇ……!
なんだよ北山!急に頭殴りやがって!!」
「何14の女の子に言ってんだよ……
このロ●コン(怒)」←
「ロ●コン言うなし!
俺はちゃーんと純愛だし!」
「……。」
(うるさくて寝たくても寝れん……)
ゆりは車のカーテンに頭を突っ込んだ。
「あ、潜り込んだ(笑)
いろんな意味でレアだったから撮っとこ〜♪」_パシャッ
スマホカメラで写メを撮るタイスケ。
「……。」
(早く東京着かないかな……)
「うりゃあ!」
「うわ!ちょっとやめろよ二階堂!」
「ニカ千うるせぇ!ちっとは静かにしろ!」
「ワタルー、ゆりちゃんこっち向いてくんない……」
「もう少し攻め方変えてみたら?」
「明日は休みだし、秋葉原行こうかなー♪
タマも行く?」
「えぇ……やだよ!
しかも宮田と一緒とか!」
「……。」
(キスマイうるさい……早く着かないかなー……涙)
車内のうるささに耐えながら、ゆりは寮に着くのを待つのだった。
「キスマイのみんなー、事務所前に着いたよ。
本当にここでいいの?」
「子供じゃないんだからみんな一人で帰れますから(笑)
ゆりちゃん!おやすみ!」
「…おやすみなs‥_ちゅっ♡……っな!?」
タイスケは車から降りる前にゆりのほっぺに軽いキスをした。
「「ワァオ!」」
そしてドルチェ、キスマイメンバーは同時にツッコむ。
「……ほんと、真逆の二人を見てるみたい(汗)」
(ホント、昔の藤ヶ谷さんとゆりちゃん見てる気分だよ……)