第8章 ☆Story6☆ ママの命日
食事も終わり…
「ねぇねぇゆりちゃん、」
「なんですか?」_もぐもぐ
デザートの苺をほおぼるゆりに声をかけるタイスケ。
「ちょっと、ゆりちゃんのお母さんのことで話したいことがあるんだけど……」
タイスケは太輔に聞こえないように耳打ちをする。
「……ここでですか?」
「いや、さすがにここでは……(苦笑)
ちょっと、外行かない?」
「……別に、いいですけd‥「おい。」は、はい!?」
「っちょ廉さん!ゆりちゃん驚いてます!」
「後でアレンジの話あるって言ったよな?
いつになったら来るんだよ……」
どうやら廉はずっと待っていたらしく、直接ゆりのところにきたらしい。
「す、すいません……うっかり忘れてました……でも、ちょっと藤ヶ谷さんとお話が……」
「仕事の話よりこいつの話が大事なのかよ……」
「っそういう、わけじゃ……」
「んじゃ!とっとと行ってっとっとと帰ってこよ(笑)
そんなに話長くならないし。」
「……というわけで、すぐ戻って来るんでもう少し待っててください(苦笑)」
「……。」
不服そうに眉間にしわを寄せる廉。
「廉、諦めろ(苦笑)」
「ふんっ」
「……(苦笑)」
「んじゃ、いこ!」_ぐいっ
「うわっ!」
タイスケに腕を引っ張られびっくりするゆり。
「すぐ終わるから(笑)」
「だからって急に引っ張らないでください!」
「……。」
「藤ヶ谷先生、顔が怖いっすよ……(冷汗)」
そんな様子を太輔は廉と同様、眉間にしわを寄せていた。
そして二人は……
((あの若造が……怒))←
と、思うのであった……。