第8章 ☆Story6☆ ママの命日
「ねぇ、7日ってゆりちゃんのお母さんの命日なんだよね?」
「え!?
あ、はい……なんでそれ……」
「ガヤさんから聞いた!」
「ぁ、なるほど……それなら納得……」
「ってなわけでよろしくー♪」
「……(苦笑)」
「…てなことがありました。」
「なるほど……てか、相変わらずのいたずら好き……」
「だよね(苦笑)
確か、涼介さんが迎えに行くんだって。」
「拾いに行くってこと?」
「だね。」
「てなると、例年以上に人多いじゃん……ただでさえ多いのに……汗」
「さて、ドルチェ全員揃ったところで行きますか。
来海、行くわよ。」
「はーい!」
「ほんと、くるみが最年長に見えないわよね……」
(身長的にも凪咲のほうが……)←
ジト目で年長組を見る千鶴。
「お姉ちゃん、来海ちゃんより全然賢いし頼もしいもん!」←
「「それな。」」←
一斉に同意する中2トリオ。
そして6人は涼介が待つところへ向かった。
「よし、全員揃ってるね。この後キスマイの人たちも拾って行くからね。」
「「はーいっ!」」
_ジャニーズ事務所近く
「今日は、よろしくお願いします。」
「よろしくね北山くん。
ほんと、北山さんに瓜二つだよいつ見ても(苦笑)」
「私のパパに似てるもんねー(笑)」
「……その方も、来るんですか?」
「まぁね。他のみんなも、よろしくね。」
「「よろしくでーす!」」
そしてキスマイの面々もマイクロバスに乗り込み、
「隣よろしく♪」
「んげ……」
案の定タイスケはゆりの隣に座った。
「そんな顔しないでよぉ(笑)
せっかくこないだデートしたのに……」
「そちらで勝手にやったことでしょうが(怒)
にしても、パパにあんな態度取られたにも関わらずよく来れましたね……」
「いつまでもギクシャクしてちゃいけないじゃん?
少しでも、チャンスを逃さない!」
「……その為に母のお墓参りに?なら帰ってくださいよ……」
「いやいやそんなつもりじゃないし!
いつか、俺のお養母さんになるかもしれないじゃん?」
「なりません(怒)」