第1章 似た者同士は惹かれ合う?【花宮真】
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「こんな服着てんじゃねぇよ馬鹿か!!!!」
『は!?
友達の結婚披露宴があるんですけど!?』
「保健室でこんな格好してたら
『襲ってください』って言ってるようなもんだろッ」
『はあ!?
何考えてんの発情期犬っ!』
「世の高2男子なんて全員そう思ってるつーの」
『うぐっ・・・』
ま、まぁ、健全な子供たちですものね。
「つーかお前Mか」
『今度はなに!?』
「馬鹿にしていい、とか
いつも通りに笑え、とか・・・
・・・Mだな」
『っっ・・・! っ~・・・!』
「図星かよ」
ま、そんなドMが俺の運命の相手って奴なんだろうけどな。ふはっ。
そう降る声は愛しいあの声。
『じゃああんたはドSかよ』
「・・・それでいいか」
『は!? ちょ、否定して・・・ってうわぁ!?』
「・・・SMプレイもたまにはアリか」
『ナシです!!!!
あ、ちょ、ナシだっつうのッ、あ・・・』
・・・遅刻するわ、これ絶対。
【終】