第6章 ファーストキス
和「会える日だって、少いし
会えてもどこにも連れてってやれない。」
『…………』
和「だけど」
『……うん』
和「絶対ずっと、みなみを思ってるし、
みなみが泣くなら飛んでくから。」
『………うん』
和「絶対、どこにも行かないから。」
二宮くんの手をぎゅーっと握りしめた。
和「だから、信じて?
会えなくても、不安になって
一人で抱えないで?
俺から…離れていかないで」
心配そうな二宮くんを
精一杯抱き締めて
『…分かった。待ってる。
二宮くんが来てくれるの、待ってる。
信じて、待ってる、ね』
二宮くんが心配しないように。
最高の笑顔でいった。
……………………チュ
『……………////』
「んふふ。可愛い」