第5章 後悔とすれ違い
謝れって言われて俺はまふまふの家を追い出された。
『さぁ、そうと決まれば出陣です!』
『それとも俺がうばっときましょうか?』
かりなを奪う?
そもそも俺のものでもないのに。
天月は何言ってんだか。
あんだけ言われたらかりなの家に行かない訳にはいかず、今はそこ向かってる。
ピーンポーン
「はい!」
「…そらるです……。」
「!…そらる、さん?どうしました?」
「謝りに来た。あがらせて」
「あ、はい!」
俺は二日ぶりにかりなの家に入った。
「あの!「ほんとにごめん。俺が色々言いすぎた」
「そんな!私だってなんか突き飛ばして…」
「でも、まふまふ、じゃなくて……天月に泣いたのバレた時は結構嫉妬したよ」
「嫉妬……?なんでですか!?」
「察しろ馬鹿。」
「馬鹿は失礼ですよ!!!」
かりなは知らないんだろうな
俺が一目惚れしたことにも。
ずっと好きでいることにも
「かりな、好きだよ。」
「うぇ!?////」
「どうせ振られるの分かってるから。」
「私も……私も好きですよ///」
「!?…そっか」
「はい。」
俺も知らなかった。
かりなの気持ちなんて
だから色々とツッコミたいんだけど?!
そらるside終わり