第22章 お手伝いするのです!
ゆるりとまふふりーにゃの生放送の次の日
私は早起きをしてある場所へ向かいました。
「悪いな。今日は撮影の予約が割と来てて」
「それは良かったじゃん!」
「だからりなには喫茶店の方任せようと思ってる」
「はぁ。分かりました〜」
“任せよう”なんてふざけた事言ってるのは、私の2番目の兄の陽斗。
高校卒業後スグに師匠の元で働いていたが、師匠が急病で早くに亡くなってしまったので、急遽お兄ちゃんが受け継ぐことになったお店。
フォトスタジオ兼喫茶店という変わったお店
その割には売れ行きがかなりいい。
喫茶店は師匠の趣味だったらしいけどね笑
バイト人も居るのだけど、忙しい時はこうして私を呼び出す
人使いの荒い陽斗お兄ちゃんです。
「何時間働けばいいの?」
「9時間」
「はい?!私を殺す気ですか??」
「頑張れ」
お兄ちゃんは割と無口なので喋りません。
だけど、かなりモテます
このお店が成り立ってる4割の理由としては、お兄ちゃんがイケメンだからだと思います。
あまり言いたくは無いけど。