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あなたの隣で

第1章 大きな手


一人っ子の私は、とし君をお兄ちゃんのように慕っていた。

親同士も仲が良く、小さい頃は毎日のように遊んでもらっていた。

とし君はいつも手を繋いで私を連れ出し、色々な遊びを教えてくれた。

とし君が中学生になってからは外で遊ぶことは無くなったけれど、
相変わらず仲は良かった。

2人の共通の趣味は音楽で、
とし君はギター、私はピアノを弾くのが好きだった。

どちらかの伴奏で好きな歌を歌う、その時間がすごく幸せだった。
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