第2章 逆。

そして昼休み。

私は一番仲良しの汐里と話していた。

話題は勿論恋愛について。

だけど汐里は男嫌いだから恋愛には興味無し。

話を聞くのは好きらしいけど…

「そーえばさ、」

汐里に切り出させた。

「何？」

「梨央君、純夏を徹底的に避けてるよね。
　そんなに嫌いなのってくらい。」

ズキッ

「…うん。でもしょうがないよね。
　もう関係無いんだしどうするかなんて
　梨央君次第だしさ。」

そう言って笑ってみせた。

辛いよ……

だけどこの時何故かスッキリした。