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逆転ホームラン!!

第6章 好き嫌いはなし


二宮「よし、できた」

結局思いつかないし体にもよさげなおかゆにした

キッチンから持って行こうとした時

ゆう「二宮くん、まだいたの!?」

二宮「ゆう、寝てないとだめだろ」

ゆう「ご飯作ろうと思って…」

二宮「特別に二宮様が作ってあげた君の嫌いなおかゆを食べなさい」

ゆう「珍しいね自画自賛的な発言」

二宮「うるさいさっさと食え」

ゆう「ていうか私がおかゆ嫌いなの知ってて作ったの!?」

二宮「うん、だって思いつかないし」

ゆう「まあ美味しそうだし!いただきます!」

ゆうは少し辛そうな笑顔でそう言った

体も重そうで

俺がもう少し気使ってあげればなとか思った

ゆう「え、美味しい!」

二宮「そ?」

ゆう「おかゆ美味しいって思ったの初めてだ〜ありがとう二宮くん」

二宮「いいえ」

ゆう「お腹いっぱいだから明日の朝食べるね〜」

二宮「半分も食べてないけど?」

ゆう「…うん、ごめんね」

二宮「そうじゃなくて、だいじょうぶかってこと」

ゆう「あ!体はだいじょうぶ!」

二宮「ゆう部屋戻ろう」

ゆう「わかった〜」

そういうとゆうは細い体を重そうにして立ち上がった

二宮「ゆうそのまま」

ゆう「ん?…えええ!また!?」

二宮「そんな体じゃ階段歩かせらんない」

世にいうお姫様抱っこをして部屋のベッドに寝かせた



二宮「ゆう?」

ゆう「ん〜?」

二宮「凜と上手くやれてないでしょ」

ゆう「え!なんで!?」

二宮「見てればわかるよ」

ゆう「いや、私が悪いからいいの」

二宮「なんかあったらちゃんと言うこと、無理だけはしないこと」

ゆう「さっすが!優しいね!ありがとう♡」


だめだこいつわかってない



ゆう「二宮くんはさ」

珍しくゆうが少し真面目に話し始めた

二宮「ん?」

ゆう「自分が「辛い」って思う時ってどんなとき?」

二宮「え?…自分にはできないって思った時にゆうの顔思い出したら涙出てきそうな時」

ゆう「…なんだそれ〜笑」

なんて笑いながら言ったゆうの目には

涙が浮かんでた


ゆう「ありがとう、二宮くん」



「あのね、やっぱり私といないの方がいいと思う、二宮くんは」



二宮「…は?」
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