第11章 計画3:素敵な貴方に仕立てましょう❤︎
しかし、問題は悠真君が私の届け物をうちに届けてくれるかよね。他の配達員が届けてくれる場合もあるし・・・・。
しまったわ!武田部長だっけ?連絡先を聞いておくべきだったわ。そしたら、悠真君に運んでもらえるように頼めたのに・・・・・。
郵便局で手紙を出すフリもいいけど、それで誘うのは怪しまれるかしら?とりあえず私は郵便局に切手を買いに行こうと思い、出向くことにした。
しかし、出向いてみたけれど窓口にいたのは女子だけ。
はい?悠真君は?武田部長は?そう思って私が辺りを見回していると悠真君が奥の部屋に入って来た。
「午後の配達が終わりました!雑務をこなしてますね」
「よろしく頼んだよ!」
年配の恐らく局長と思われる男性と言葉を交わした悠真君がヘルメットを外しながらそう言った。
「えっ・・・・・?」
すると悠真君と私の目が合った。私は悠真君が帰って来たのをただ見ていただけ。それを遠くから悠真君が私を見て目が合ってしまった。
「あっ・・・・ちょっと失礼します。忘れ物を取りに行って来ます」
悠真君は裏口のドアを開けて外に出て行った。それを確認して私も外に出た。
「どうして外なんか出たんですか?」
私は裏口に回って悠真君に聞いた。
「いや、最近・・・・郵便局に来られないのでどうしたのかなと?」
「怪しまれるのわかりません?私達の関係はバレてはいけないんでなくて?」
悠真君が途切れ途切れに話すので私がカマをかけてやった。
「・・・・そうですね。それじゃあ、僕はこれで・・・・」
「待って!」
去って行こうとする悠真君の手を私は咄嗟に取った。
「えっ?」
「今日って空いてます?」
「あっ、はい。今日は妻は友達と夕飯を食べに行くって言ってましたけど?」
「はぁ?えっ?既婚者だったんですか?」
「あっ!?しまったー!!いや、これはその・・・・あの?」
うっかり口を滑らせてしまったのだろう。慌てる悠真君に笑いを堪えるのに必死な私はもう片方の手で自分の口を押さえながら悲しそうな表情を作って言った。
「でもいいわ。それを聞いたらますます萌えちゃった❤︎今日の仕事が終わったらうちに寄ってくださいね。待ってますので!」
私の言葉に悠真君が頷く。
「6時半に行きます!」
そう言って悠真君は裏口からまた郵便局内に入って行った。
