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彼ともっと一緒にいたい。
第2章 ~今更シングルスなんて~
柳生「仁王くんはテニス…高校でも続けるのですか?」
仁王「んー、多分な。お前さんが続けるんなら」
―――私が続けるなら…ですか…。
彼は常に、私の言いたいこと、言わねばならないことを、私が自らの口で言うよりも先に、先読みしてしまいます。
そう、私がテニスを辞めようとしていることも、私の仕草かや日常生活のちょっとしたことから、分かっていたのでしょう。
だから、釘を刺す一言を口にするのです。
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