• テキストサイズ

ドS彼氏の愛しかた

第5章 ドS彼氏の初デート


…その時だった。


「…ちょっと、よろしいかしら?」


背後から声が聞こえたのだった。

「……っ!?」

何故か背筋がゾッとした私は、一瞬体を強張らせる。

そして、ゆっくりと振り向いた。


「あ、あの……?」

私の背後に立っていたのは3人の女の子だった。

年齢は私と同じくらいだと思う。


「いきなり申し訳ありません。少々お伺いしたいことがありまして」

最初、私に声をかけた上品な言葉遣いの綺麗な子。


「ねー、さっきココに座ってた男いるじゃん?」

さっきまで愁夜くんが座っていた席を指さして、私に問いかける小さな可愛い子。


そして……


「その男ってさぁ、お前の彼氏?」

3人の中心にいる、言葉遣いが少しあらい、リーダー的存在の子。


私はこの3人を知らない。

しかし、この3人は愁夜くんの過去を知るきっかけとなったのだった。
/ 60ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp