第3章 お ひ る ね * J. M
ぽかぽかぽかぽか。
そんな擬音が相応しい昼下がり。
私は潤くんと並んでベッドに寝転んでいる。
隣の潤くんは綺麗な横顔をこちらに向けて、只今熟睡中。
私はというと、眠くないので潤くんの綺麗な横顔を拝見してます。←
「ん、~」
時折聞こえる、その声が私をきゅんってさせる。
寝顔が私の心を掴んで離してくれない。
そうこうしているうちに、そろそろ夕方みたい。
「潤くん~、もう夕方だよ~」
肩をとんとんしながら呼びかけてみる。
呼びかけに薄い反応を示した潤くんは、
腕を伸ばして私の身体を抱きしめる。
そして、
「ねぇ。もう1回寝よ」
そうやってまた眠りだすから、私はいつもあなたから離れられないの。
まぁ。あと少しならいいかな。