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かずなりさんと夏のひととき
第2章 ふ う り ん *S.O
私が拗ねていると、いつの間にか彼が目の前にいて、
「そんな顔しちゃだめ」
って言って、ほっぺたをぎゅって摘む。
「やらぁ~」
って言っても、離してくれない。
そこでちりんちりんとなってる風鈴は、
私たちのひと時を少し涼しくしてくれるかな。
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