第2章 日常の中の幸せ
ーこれは、中央司令部ののほほん?とした
「だーかーらぁ!!!!何で、報告書書いてないわけ?!しかも、またゴミ出し忘れたでしょ?!いい加減にしてよ!」
物語??
声を張り上げて怒っているのは、ハボックの幼馴染み、そして恋人のアイリーンだ。2人は、同棲していてゴミ出しと、報告書を忘れたハボックを怒鳴りつけている。
「わーるかったって!!次から、気を付けるから」
「その言葉は、何度目なのよ!!」
2人の勤務時間中の痴話喧嘩は、前のデスクの前に腰掛けているマスタングが、立ち上がり2人に近づく。
「うるさいぞ!!何を騒いでいる!!」
「大佐ぁ~!!この使えないハボック何とかして下さい!」
うわぁー。と、大佐の影に隠れるアイリーン。
「あッ!ズリぃ!」
「ハボックが、悪い」
「はぁ?!?」
「でしょ?さっすがは、大佐!だぁいすき」
彼女は、嬉しそうにマスタングに抱きつく。
「ちょ!アイリーン!!」
「報告書は、お前が書け。アイリーン、昼飯でもどうだい?私の奢りだ。」
「行きます!」
そのまま、2人は、ハボックの声など届かずに、昼休みに入ってしまった。はぁ…。と、ため息をつくハボックであった。
ーポリポリ。
デスクの前を向くと、パセリスティックを齧りながら、ハボックを見つめるシルベット。
「なんだよ」
「いえ、ハボックさんが哀れだな。と、思いまして」
「慰めになってねぇからな」
「パセリ…食べます?」
差し出されたパセリを、パクリと食べるハボックであった。